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- MFT(口腔筋機能療法)
MFTとは

歯並びが悪くなる要因は様々ですが、大きく分けると2つになります。
ひとつは、生まれつき歯が大きかったり顎が小さかったりすることによって引き起こされる「遺伝的要因」。
もうひとつは、口腔周辺筋が弱まっていたり姿勢が悪かったりすることによって引き起こされる「環境要因」です。
口腔周囲筋の機能不全がある「環境要因」の場合は、正常な顎の発達や呼吸、発音、咀嚼、嚥下(飲み込み)が正しく行われず、歯並びが悪くなると考えられています。 また指しゃぶりや頰杖などの悪習癖、悪い姿勢、その他様々な原因が歯並びを崩す原因となります。
期待される効果
MFTは口腔筋機能の改善を目的としたトレーニングで、このトレーニングに以下の面で良い効果を得られます。
- 食べる(咀嚼)
- 飲む(嚥下)
- 発音
- 呼吸
- 舌の位置
- 口唇の位置
- など
これら改善により、歯並びの改善といった歯科医院での治療効果だけではなく日常生活の上でも改善効果を。
MFTによる効果
- 歯並びの改善や歯列矯正での高い効果
- 口腔内の乾燥が防げるようになり、虫歯や口臭のリスクの軽減
- 言葉を発する際の発音が明瞭になる
- 表情筋も同時に鍛えられるため、自然な笑顔を作りやすくなり、顔の印象が明るくなる
- 適切な咀嚼や嚥下ができることで、食事を楽しめて栄養も取り込みやすくなる
- 幼少期に行えば、正しい顎や歯の発育を促進できる。
こんな方にMFTのトレーニングをお薦めします
舌突出癖や異常嚥下癖がある

これらは歯並びに影響を及ぼすことがあります。
また、矯正治療の進行が遅れ、治療後に歯並びが不安定になるリスクも考えられるため、舌の正しい位置や飲み込み方を習得し、筋肉トレーニングを行うことで、歯並びが改善する場合もあります。
指しゃぶり、口呼吸などの悪習癖がある
幼少期に指をしゃぶる癖や口呼吸が続くと、歯や口腔機能にさまざまな悪影響を及ぼします。
特に指しゃぶりは4歳以降でも続いていると、歯並びや舌の動きに異常が現れる可能性がありますし、口呼吸は上顎の発育不良や歯並びの乱れや、口腔内の乾燥による、むし歯や歯周病になるリスクも高まります。
舌小帯の異常がある
舌小帯が短すぎ、硬直している場合、舌を自由に動かせず、前方に突き出す癖がつくことがあります。このような場合には、MFTで正しい飲み込み方や舌の使い方を習得する必要があります。
歯列矯正を検討している
矯正によって歯列や噛み合わせが大きく変化する際には、新しい噛み合わせに舌や筋肉が適応できるようにすることが求められます。舌や筋肉のバランスを整えることで、長期的な歯列の安定を確保できます。
MFTのトレーニングの流れ
step01
検査
お口周りの筋肉の状態を検査します。
step02
診断
治療計画をご説明します。
step03
通院
段階的に進むトレーニングを順に練習していきます。
step04
自宅
ご自宅で、毎日練習します。
step05
繰り返す
課題ができたら、次のトレーニングに進み、Step 3~4を繰り返し実践する。
トレーニング方法
ご自宅でもできるトレーニングです。トレーニングにあたってはスティック(割りばしやアイスの棒など)を用意していただきます。
スポット(舌の先が上の前歯の1cmくらい内側の場所)
お口周りの筋肉の力を強くする。
スティックをはずし、舌尖をスポットにつけ、5つ数える。
※姿勢を良くして、鏡を見ながら①と②を交互に5~10回行います。
ティップ(舌を尖らせるトレーニング)
スティックを口の前に垂直に持つ。
舌を前方に出し舌尖をとがらせ、舌とスティックの両方で3秒間押し合う。
スティックを離し、力を抜いて口唇を閉じて休む。5~10回繰り返す。
費用
MFT料金 | 100,000円 |
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※ 料金は税込です。